25年ぶりに中学校時代の男友達と3人で再開した時の話(3)


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会場は男3人ではもったいない位のナイトビュー。26階で眺めもちょうど良い。
しかし僕らは恍惚の夜景に見とれる事も無く、食べながら25年の時間を巻き戻していた。

どうやら高校2年生位までは僕ら3人はプライベートで遊んでいたらしい。
彼らの家に泊まったりした事は記憶にあったけど、僕の家にも来た事があったらしい。この辺りが全く記憶に無い。
遊ぶ時はカラオケに行っていた様だ。当時5時間2,000円歌いたい放題。そして飲食物持ち込みOKの店。
僕だけがタバコを吸っていたんだけど、狭い空間で皆の前で吸っていたのかな?など思いながら話はどんどん巻き戻されて行く。

卒業式の話題にはならず、学年やクラスや担任の話。それとやはり部活の話になる。
この3人の中でなぜか僕だけはクラスが一緒になった事がなかった。しかし当時やたらに厳しい学校だったから、殴られた事や正座させられた事。竹刀を分解した竹にビニールテープがグルグルに巻かれた「剣」で叩かれたりした事が話題になる。
クラス関係なく本当に厳しい。この学校で学んだのは「忍」という「理不尽」
「意見は言えない」「通らない」「個性はクズ」「忍事こそ美徳」といった教育指針。しかし職員室はタバコの煙が充満していて副流煙を吸いまくる我ら「忍隊」。

毎月1回頭髪検査がある。この検査では「男子は刈り上げか坊主。そして中分け厳禁」そして「女子はピシット束ねるか肩にかからないショート。そしてオンザ眉毛必須」
僕はポップにビートルズ風のマッシュルームカットの髪型で横と後ろを刈り上げていたんだけれど、毎回「刈り上がっていない」と注意を受け再検査になる。そして髪の毛に癖がある事から稀に中分け風になってしまう。「刈り上がっていない!」ってもの凄い形相で怒られたり、中分けを直す為に水でバシャバシャ洗ったり。。。勿論怒られてるのは僕だけじゃなくて学年の1割〜2割が毎回頭髪検査に落ちる。

放課後は再検査の為に「刈り上がってないと注意を受けた」と美容師に再依頼する。「これで刈り上げじゃなかったら何が刈り上げなんだ??」と美容師にも怒られるわけで。。。学年の皆もそういう思いをしていたんだろうね。

卒業後僕の友人達は中学校のファシズムから逃れ皆ロンゲで金髪になりイケイケになってしまった。トランペットとトロンボーンの二人はそんな事無かったと思うけど。

正直今思えばあの教育は一体何だったんだろう。先生一人一人があーいった性格では無かったと思う。であれば彼らをそうさせたのは一体何だったのだろう。と今は不思議でしょうがない。ルールという名の「狂気」そして「先生」という名のファシズム。僕はあの教育を受けて「先生にはなりたくない」と思ったのだが、今は「先生」と呼ばれる事も多いから不思議だ。実に不思議だ。

会話しながらそんな事を考えていた。




25年ぶりに中学校時代の男友達と3人で再開した時の話(2)


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待ち合わせ場所は某ホテルのラウンジ。僕は少し早めに着いたので周辺をスナップして歩いた。観光客や修学旅行生が多い。耳からは各国の言語が脳に滑り込み、目からは被写体が脳に滑り込む。気づくと大量にシャッターを切っている。HDRの写欲とは別のところにある長年の癖。

ラウンジに着いて彼らを待つ。そうこうしているうちにトロンボーンの彼がやってきた。
「変わらないね」「いやお前も全然変わらないね」の儀式。これから死ぬまでこの儀式が続いて行くのだ。それが中年の証。
しかし本当にあまりにも変わっていないから驚いた(笑)

トロンボーンの彼と僕は空間の隙間が埋まりすぐに25年分の時間の隙間を埋めたくなった。
そして少し話ししているとトランペットの彼は少し遅れてきた。

彼も僕らを一目見て「変わらないね」「いやお前も全然変わらないね」の儀式を行った。

予約している食事の時間までまだ30分あった。
3人が集った瞬間に空間距離は一挙に25年前までタイムスリップした。
そう。僕らの関係性は元に戻ったのだ。というよりとても自然で心地よい空間だ。
懐かしく全く緊張しない。

少しだけ場所を変えて僕らは25年分の時間を埋め始めた。

中学卒業後はどこの高校に行ったか?大学には行ったか?何の仕事をしているか?結婚したか?子どもはいるか?
話半ばに食事の時間になってしまった。会場へと移動する。